ニキビは、年齢によって原因が変わってきます。
10代の頃のニキビはなかなか避けては通れません。
中学・高校生になると、誰もが悩みを抱える「ニキビ」。
なぜ、思春期にニキビができるのでしょうか。
その原因は、【皮脂の過剰分泌】です。
皮脂と汗は、違います。
【皮脂】は、字のごとく「油(脂)」です。
皮脂腺というところから出るドロドロした液体です。
おでこや鼻の周辺がテカテカするのは、この皮脂の影響です。
悪いイメージのある皮脂ですが、肌を乾燥から守ったり肌の環境を良好に保つ役割があります。
皮脂が全くないと、肌は良い状態で保たれません。
【汗】は、成分の99%が水、あとは塩分や尿素などです。
体温を調整したり、乾燥から守ってくれる役割をしています。
汗は毛穴につまりませんが、皮脂は毛穴につまります。
パッと見て、皮脂か汗かの判断はできないですよね。
だから、汗をかいたときには、毛穴を詰まらせないように必ず清潔にする必要があります。
過剰に出た皮脂をエサにして、アクネ菌(ニキビの原因菌)が集まってきます。
そしてあっという間に繁殖してしまいます。
アクネ菌は、瞬く間にニキビを増加・悪化させてしまいます。
そもそも、なぜ思春期に皮脂量が増加してしまうのか、というと、簡単に言えばホルモンバランスの乱れです。
思春期は、成長ホルモンが多く分泌され、体が大人に変化していく途中の状態です。
この成長ホルモン、なくてはならない存在なのですが、実はこのホルモンがニキビの原因となってしまうのです。
大人になるための時期に分泌されるホルモン。とても重要です。
そんな大事なホルモンが、ニキビと関係しているなんて、ショックですよね。
でも、だからこそ、思春期のときはニキビができたって当たり前なんです!
みんなできて当たり前。
だからこそ、しっかりニキビケアをして跡に残らないように、そして早く治るように心がけることが大切ですね!!